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猫が大好きキャットフードの歴史!キャットフードで寿命が伸びた!?

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ペットショップやホームセンターにある猫のコーナー。そこには、大量にキャットフードが陳列されています。

海外製、日本製、ドライフードにウェットフードたくさんの種類がありますよね。

飼い主
飼い主
たくさんあってこまっちゃう

でもわたしの母が子供の頃、猫に与えていたご飯といえば、魚や、かつおぶし、煮干しというのをよく聞いてました。

猫専用のキャットフードではなく人間の残りもの、いわゆる「ねこまんま」を食べていたんですよね。

そんな昔の話を思い出してみると、いつからキャットフードって販売されたのだろう、そんな疑問を持った人は多いはず。

そこで今回はキャットフードの歴史をご紹介。キャットフードの誕生で、猫の平均寿命が伸びたという猫好きさんや猫飼いさんには、うれしく興味深い話を書いていこうと思います。

飼い主
飼い主
キャットフードっていつからできたの?
ゆね
ゆね
意外と最近なんだよ!

 

キャットフードの歴史

キャットフードのはじまり

1950年前後にドックフードを改良して、キャットフードとして売り始めたのが始まりです。

ドックフードができたのは1860年です。それから遅れる事、100年後キャットフードができました。

しかしこのキャットフードは、最初はドックフードを改良しただけもので、猫は肉食なのに雑食用(植物性)のものでした。まさかの犬猫共用という餌もあったとのこと。

飼い主
飼い主
どうしてドックフードは食べちゃダメなの?
たろう
たろう
この記事を読んでみてにゃん~詳しくかいてあるにゃん
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そして猫は健康維持のためにタウリンという栄養素が必要です。それがまったく考えられていないお粗末なものでした。

タウリンとは、猫が摂取しないといけない必須アミノ酸です。不足すると目の障害や、心臓の疾患などを引き起こすことがあるため、生きていく上で体に必要とされる大切な成分です

たろう
たろう
ファイト一発にゃ

日本でのキャットフードの歴史

1958年に日本でついに初めてのキャットフード誕生。

『いなば食品株式会社』製造しました。ただこれはアメリカへの輸出用で作られたものであり、日本では販売はされていません。

1969年ウェットフード誕生。

『三洋食品』が、焼津でマグロの缶詰を作る過程で出たあまりを、有効活用できないかと考え、猫用缶詰を作ることになりました。

製造当時、とても高級品だったためブリーダー・獣医師向けに販売されていました。

ゆね
ゆね
初のキャットフードの名前は『プリンス』といいます。

1972年ドライフードが作られる。

1972年にペットラインから、猫用ドライフード「キャネットチップ」が販売されました。猫が食べやすいように細長い小枝状の形状で、現在も変わらず同じ形状です。

ただとても高級で、まだ一般家庭には手のとどかないものでした。

ゆね
ゆね
大卒初任給の平均が52,700円だったこの時代、300g200円で販売されていたことから見ても高級品でした。

日本人の主食=米、ペットの主食=ペットフードという主食繋がりで、お米屋さんにペットフードを置いていました。

1980年ペットブームが到来。

この頃になると、猫の体のしくみ、猫が肉食だという事が解明されます。ペットブームも重なってキャットフードの開発や製造が活発に。

1982年ついに猫にはタウリンが必要だとわかり、キャットフードに含まれるようになっていきます。

このころから猫の存在が身近になり、家族として認識していきます。

猫の健康を考えて、残りものではなくキャットフードを与えようと思う人が増え、人間の残り物を与えるのではなく、キャットフードが一般家庭に広まります。

それにともない激安キャットフードが増えてくるのです。

ゆね
ゆね
わたしが子供の頃はすでに猫はキャットフード食べてたな

1984年に猫に2月22日は猫の日に制定

その後、粗悪品な激安キャットフードが販売。アメリカで2007年にメラミン入りのキャットフードが販売されたくさんの猫が亡くなります。

中国産の原料を用いたペットフードを与えたイヌやネコが、尿路結石を伴った腎不全により死亡する事件が起きました。ペットフードの原料である小麦グルテンから、メラミンとメラミンの類似化合物のシアヌル酸 が検出される。

メラミンは急性の毒ではありませんが、シアヌル酸(尿酸の一種)水素結合をするとメラミンシアヌレートになり腎不全を起こします。

この事件はキャットフードの、タンパク質量をごまかすためにメラミンを混ぜたことから起こった悲惨の出来事です。(中国から輸入したキャットフードに混合)

この事件をきっかけに、『ペットフード安全法』施行され今にいたります。

たろう
たろう
安全なご飯たべたいにゃ
ゆね
ゆね
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キャットフードができて猫の寿命が伸びた!

キャットフードができるまで猫達は、人の残りもの、人と同じ食べ物を食べていました。ただ人の食べ残しや残飯は、体に害であったり、猫にとって必要な栄養が摂れません。

結果、寿命を縮めることになるわけです。

では、詳しく理由をみていきましょう。

知らぬ間に猫に悪いものを食べさせている

猫には食べさせてはいけない食べ物があります。

ネギ類(ネギ、タマネギ、ニラなど) タマネギ類に含まれる成分が赤血球を破壊し、血尿、下痢、おう吐、発熱、溶血性貧血起こす可能性がある
塩や香辛料 香辛料は肝臓障害を引き起こす可能性あり。塩分は心臓病や腎臓疾患や尿路結石を引き起こすことも。
鶏や魚の硬い骨 鶏の骨は割れたとき鋭く尖った状態になり、喉や消化器官を傷つけることも。腸で詰まってしまい腸閉塞を起こすこともある。
サバやイワシなどの青魚、マグロ 大量に長期間食べると黄色脂肪症という、脂肪が黄色くなり、皮下脂肪や内臓脂肪に炎症が起こる。発熱や強い痛みを引き起こす病気になることも。

キャットフードが普及する前は、魚や鶏肉や魚など、猫が喜んで食べるからと与えて、知らぬ間に寿命を縮めていた猫達がたくさんいたのです。

実はわたしも、煮干しやかつお節ごはんあげたことがあったんです。

飼い主
飼い主
マグロを食べさせてたわ。
飼い主
飼い主
塩サバあげたことがある。
ゆね
ゆね
人の食べ物はあげないのが無難です。

必要な栄養が効率よくとれるようになった

猫の必須栄養素はこちらの4つです。

  • ミネラル
  • タンパク質
  • ビタミン
  • 脂肪

そしてもう一つ、猫にはタウリンという必須アミノ酸も必要です。

タウリンは猫だけでなく、人間や動物の体内の様々な部分に保有しており、摂取しないといけないと言われている「必須アミノ酸」のうちのひとつの栄養素です。

しかし犬や人間は、体内で合成することができるのですが、猫は合成することができません。

タウリンの役割
  • 心臓・肝臓・目の健康を保つ
  • 健康な発育と成長に必要
  • 骨の成長に必要
  • 子どもを作るために必要

キャットフードはこの栄養素も効率よく摂取できます。

これらの必須栄養素やタウリンが、キャットフードの総合栄養食の普及により、効率よく栄養が摂取できるようになりました。

そして猫の寿命が伸びる結果となったんですね。

 

まとめ

キャットフードの歴史と、キャットフードの誕生で猫の寿命が伸びたいう話をしていきました。

キャットフードの歴史

1950年前後にドックフードを改良してキャットフードとして売り始めた

1958年に日本で初めてキャットフード誕生(輸出用)

1969年ウェットフード誕生

1972年ドライフードが作られる

1980年ペットブームが到来し、キャットフードが一般家庭でも広まる

キャットフード誕生で猫の寿命が伸びた理由
  • 猫の体に害があるものを与えなくなったから
  • 猫の体に必要な栄養素が簡単にとれるようになったから

キャットフードの誕生により、大切な家族と長く一緒にいれるようになったといっても過言ではありません。猫が長生きできる良質なキャットフードができたことを、嬉しく思います。

たろう
たろう
長生きするにゃん
ぼうちゃん
ぼうちゃん
キャットフードできてよかったにゃん