最近ではコロナウィルスの影響で自宅にいる時間が長い人も多くなり、猫を飼う人が増えているという調査結果が発表されています。
そんな猫ちゃんですが、飼ってみると意外にトイレのにおいや掃除について悩まれる飼い主さんも多いよう。
などトイレ一つとってもあれこれ分からない事がでてきますよね。
猫のトイレ掃除ってちょっと面倒だな・・と感じる時がありませんか。
でも大丈夫。トイレ掃除って意外に簡単にする方法があるんです。
この記事では、そんな猫のトイレ掃除についての疑問や悩み、どうしたら楽に掃除ができるかをお答えしていきます。
猫ってとってもデリケートで綺麗好きな生き物なので、トイレの掃除をおこたるのは飼い主としてあるまじき行為。
猫に怒られてしまう前に猫のトイレ掃除について色々知っておきましょう。
そして猫のトイレ掃除が楽チンになる便利なグッズもご紹介しています。
猫のトイレケース(本体)を洗う頻度・洗い方
猫のトイレってすぐにぷーんと臭ってきませんか。普段から綺麗にする様心がけていても、なんだか汚れて臭ってきてしまう。
猫はトイレが汚れているととても嫌がり、トイレではない場所で排泄をしたり、トイレが汚いからなんとかしてっ!と抗議してきたりする子もいます。
人間でも、汚れたトイレは気持ち悪くて入りたくないですよね。
それは猫も同じなので、トイレが汚れてきたと感じたら、すぐに掃除をしましょう。
トイレ掃除の頻度は?
トイレケースは汚れてきたと感じる前に丸洗いするのが一番いいことなのですが、そんなに頻繁に丸洗いするのは正直ちょっと面倒ではありますね。
ですので、最低でも月に1度ぐらいの頻度でトイレケースは丸洗いしましょう。
また、丸洗いした際は、トイレ砂も新しい物に取り替えておきましょう。
洗剤は何を使ったらいいの?
丸洗いする際に気になるのが、人間用の洗剤を使っていいのかという事だとは思います。
猫というのは非常に嗅覚が優れており、人間用の洗剤は匂いが残ってしまうので、猫はとても嫌がります。
ですので、できれば人間用の物ではなく、ペット用の洗剤か、ホームセンターなどで売っているクエン酸を使う事をおススメします。
どうしてクエン酸なの?と思われたでしょうか。
クエン酸とは柑橘類(みかんやレモンなど)に含まれるすっぱい成分(酸味)が成分になっているもので、アルカリ性のものを酸性に中和し汚れを落としてくれる働きがあるのです。
おしっこはアルカリ性なので、クエン酸でトイレを洗う事で中和されて、汚れを落としてくれます。
また殺菌、除菌、消臭効果もあるので、猫のトイレを掃除するのにクエン酸を使うのは効果的!という訳なのです。
トイレケースの洗い方
- トイレケースを、洗剤またはクエン酸を入れたお湯に1時間ぐらいつけて汚れを浮かします。
- トイレケースを出して、スポンジで全体的にこすります。そして洗剤を洗い流しましょう。
- しっかり水気をふき取りましょう。お天気が良ければベランダで数時間天日干しにするのも良いかと思います。
これだけで大丈夫です。それ程難しい事ではありませんね。
除菌シートやスプレーを使う
最近では共働きの方も多く、なかなか猫のトイレケースを丸洗いする時間がないという方もいらっしゃるでしょう。
どうしても丸洗いしている時間が無い方は、ペット用の除菌クリーナーでトイレケースを全体的に拭きましょう。
猫のおしっこやうんちの処理方法
猫によっても違いますが、猫のおしっこの回数は1日3回前後、うんちは1日1回~2回程が普通ではないでしょうか。
猫の排泄物を処理する方法は、基本的には
- 可燃ゴミに出す
- トイレに流す
この2つです。
可燃ゴミに出す場合
可燃ゴミに出せるかどうかは、使用しているトイレ砂や、ゴミを出す自治体によって変わります。おしっこやうんちは住んでいる地域によって捨て方が違うのです。
そもそも猫のトイレ砂は、植物系のものと鉱物系のものがあります。
おからや紙などの植物系の砂の場合は大抵可燃ゴミに捨てても大丈夫なのですが、鉱物系の砂の場合は燃えないゴミとして出さなければいけない地域もあるので、住んでいる地域で確認しましょう。
トイレに流す場合
トイレに流せるのは、猫のトイレ砂のパッケージに「トイレに流していい」と書いてあるものだけです。
また、トイレに流す場合、うっかりいっぺんに捨ててしまうと詰まる可能性があります。
実際、私はトイレの砂を雑にドボンと流してトイレが詰まり、ラバーカップ(スッポン)をやっても直らず、仕方なく業者を呼んで詰まりを直してもらい、泣く泣く5千円払ったというとても苦い経験があります。
業者さんが言っていましたが、猫の砂を流してトイレが詰まる人はかなり多くいるそうです。
ですので、猫の排泄物や砂をトイレに流す場合は、少しずつ慎重に流しましょう。当たり前ですが、特に大粒の砂はつまりやすいので気を付けて下さい。
猫のシステムトイレや便利なトイレケース
猫のトイレの数ですが、1匹につき1個あるのが理想です。
ですがさすがに猫を10匹飼っているからといってトイレを10個置くのはスペース的に難しいので、そこまでは無理かもしれませんが、3匹いたら2個はトイレを用意した方がいいでしょう。
システムトイレ
猫の場合1匹ではなく多頭飼いをしている方も多くいますよね。そうなると、大変なのがトイレ砂の掃除。
たくさんいればいる程、頻繁にうんちやおしっこの掃除をしなくてはいけません。
そこで便利なトイレ、それがシステムトイレです。
システムトイレとは、おしっこをする面がすのこ状になっていて、その下におしっこを受けるシートが引いてあります。
猫がおしっこをすると、おしっこがすのこを通過して下のシートで吸収されるので、おしっこをした時にいちいち掃除をしなくてすむのです。
もちろん下のシートはその時によりますが、3日に一度ぐらいのペースで新しい物に交換する必要があります。
システムトイレには専用のトイレ砂とシートが必要です。
このシステムトイレは人間側にとってはとても便利なトイレなのですが、たまにシステムトイレを嫌う猫ちゃんもいますので、嫌がらない猫ちゃん限定になります。
おそらく、小さい頃からシステムトイレに慣れていれば大丈夫なのかなと思いますが、それまで普通の砂のトイレを使用してきた猫ちゃんが、突然システムトイレに変わるとちょっと抵抗があるかもしれませんね。
新しいトイレに慣れないと、トイレを我慢して膀胱炎になる事もあるので慎重にいきましょう。
普通のトイレとシステムトイレと両方置いて、少しずつ慣れていってもらうのがいいと思います。
その他便利なトイレケース
それ以外にも、蓋がついていて全面覆われているトイレは、トイレ周りが汚れないので人気です。
そしてちょっと値段は高いですが、全自動式トイレと言って、おしっこやうんちをするとウィーンとセンサーが感知して自動的に掃除をしてくれるトイレなんていうのもあります。
猫のトイレ用便利グッズ
ホームセンターやペットショップをのぞいてみると、意外に便利グッズがたくさんあったりします。
私がこれはいい!と思ったトイレ用の便利グッズは、ペット用トイレポットです。
これは、猫の排泄物の臭いをカットしてくれるゴミ箱で、ここに排泄物を捨てても二重構造になっている蓋で全く臭いが出ないという商品。
猫の排泄物はゴミとして出せるとしても、ゴミの日は決まっている訳で、少なくとも数日は家の中とかベランダに置いておかなくてはいけませんよね。
冬ならまだしも夏場は捨てて数時間で臭いが出てしまい、家の中が臭ってしまって耐えられません。
トイレポットはそんな時に使える商品です。
とてもコンパクトサイズなので場所もとりません。また、あかちゃんのおむつなどにも使えるので、小さなお子様がいる方は猫にも赤ちゃんにも使えて一石二鳥です。
それ以外には、うんちを入れておけばにおいが漏れない「うんちの臭わない袋」や、トイレの出入り口に敷いておけば消臭できる「消臭マット」など、飼い主さんの悩みを解決してくれるグッズはたくさんあります。
まとめ
猫のトイレの掃除の仕方について見てきました。
【猫のトイレ掃除は】
- 月に1度ぐらいのペースで丸洗いし、トイレ砂も新しいものに取り換える。
- 丸洗いする時は、ペット用の洗剤かクエン酸の入った湯に1時間程つけ置きしてからスポンジでこすり洗いすると、汚れが落ちやすい。
- 丸洗いが出来ない時は、除菌クリーナーでトイレケースを全体的に拭くだけでも大丈夫。
- お掃除が楽チンなシステムトイレや自動トイレもある。
また、おしっこやうんちなどの排泄物の処理の仕方も注意が必要です。
【排泄物の処理の仕方】
- おしっこやうんちは「可燃ゴミに出す」か「トイレに流す」方法が一般的。自治体によって可燃ゴミに出すのがダメな場合があるので確認する。
- 排泄物をトイレに流す時は、トイレが詰まる危険があるので少量ずつ流す。
- 排泄物の臭いをカットするゴミ箱などもオススメ。
大切な家族の一員である猫ちゃんのトイレ掃除の悩みはたくさんあるかもしれませんが、少しでも猫ちゃんが快適に暮らしてもらうためには毎日清潔を心がけることが重要です。
猫ちゃんのおしっこやうんちの状態を見て健康チェックをして、楽しみながら猫ちゃんのトイレを掃除してあげましょう。